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良いこと悪いこと第3話の感想と考察【ネタバレ注意】

本ページにはプロモーションが含まれています

 

  • 良いこと悪いことを考察したい
  • 良いこと悪いことの考察を読みたい
  • 良いこと悪いことの犯人を当てたい
  • 良いこと悪いことを楽しみたい

こちらの記事は、このような方に対して書いています。

本ブログの筆者も、「良いこと悪いこと」第3話を視聴しました。

いやあ、第3話も面白かった!

第2話のセンセーショナルな終わり方も良かったですが、第3話の次回に対する期待感を持たせる終わり方――最後ら辺に流れた心をかき乱すBGM――も良いと思いました。

ところで小山▢害未遂事件について、どのように思われましたか?

ネット上では、小山による自作自演説と東雲晴香犯人説で割れているみたいですね。

かく言う本ブログの筆者は、はじめ小山の自作自演説だと思ったのですが、東雲晴香による犯行だと判断しました。

高木の肩にガラス片が落ちたことと、ガラスの転落が事故で処理されたことより、時限装置ではなく人の手でガラスは落とされたという結論に至ったからです。

そのような訳で、こちらの記事ではドラマ「良いこと悪いこと」第3話の感想と考察(※ネタバレ注意)を紹介します。

記事の内容
  • 良いこと悪いこと第3話の感想
  • 良いこと悪いこと第3話の考察
  • 良いこと悪いこと第3話で判明したこと
  • 良いこと悪いこと第3話で起きた事件

ネタバレになるおそれがあるため、こちらの記事はドラマ「良いこと悪いこと」第3話の視聴後にご覧下さい。

ところで、こちらの記事で紹介している考察は本ブログの筆者の妄想ではありません。こちらの記事で紹介している考察は、第3話(と第4話予告)で語られた事実を基に熟考したものです。

そして、こちらの記事はAIに作らせたものではありません。すべて本ブログの筆者が執筆したものです。

余談ですが、下記のリンク先「良いこと悪いこと犯人は誰なのか予想考察【ネタバレ注意】」ではドラマ「良いこと悪いこと」で起きた1つ1つの事件に焦点を当てて、連続見立て▢人の犯人に迫っています。

詳しく知りたい方は、下記のリンク先「良いこと悪いこと犯人は誰なのか予想考察【ネタバレ注意】」をご覧下さい。

miscellaneous-blogs.com

――という訳で、こちらの記事によってドラマ「良いこと悪いこと」を楽しんでいただければ幸いです。

なお動画やブログで、本記事の内容を引用や参考資料として紹介される場合、必ず筆者に連絡の上、筆者の著作物であることを必ず明示して下さい。

万一、筆者に無断で記事の内容を紹介した場合、法的手段を執らせていただきます。

目次

良いこと悪いこと3話の感想

いやあ、第3話も面白かったですね!

第2話のセンセーショナルな終わり方も良かったですが、第3話の次回に対する期待感を持たせる終わり方――最後ら辺に流れた心をかき乱すBGM――も良いと思いました。

そして第3話の物語には、視聴者に分からないように新展開――小山▢害未遂を境に物語が少し複雑になっています――がありましたね。

ところで小山▢害未遂事件について、どのように思われましたか?

ネット上では、小山による自作自演説と東雲晴香犯人説で割れているみたいですね。

かく言う本ブログの筆者は、はじめ小山の自作自演説だと思ったのですが、東雲晴香による犯行だと判断しました。

高木の肩にガラス片が落ちたことと、ガラスの転落が事故で処理されたことより、時限装置ではなく人の手でガラスは落とされたという結論に至ったからです。

それに小山が自作自演しても、結局「危険なことには変わりはない」ですからね。

つまり小山が連続見立て▢人の犯人でない限り、自作自演をしても意味はないのです。

ただ、第3話で描かれていない22日から24日が気になります。

いったい、何を隠しているのでしょう?

そうそう、それにしても第3話の脚本も素晴らしいクオリティでしたね。

3話続けて、ヒネリ――巧みに張られた伏線が回収され、想定外の真実が明かされる瞬間――があると思いませんでした。

▼良いこと悪いこと各話のヒネリ

話数 ヒネリ
1話 最後のシーンで高木の夢が明かされる。
2話 中島▢害時に犯人の正体が間接的に明かされる(第2話を注意深く見た人だけ分るようになっています)。
それによって▢害動機も分るようになっている。
3話 小山が、オベリスクを無くさず今でも大事に持っていることが明かされる。

このようにドラマ「良いこと悪いこと」第1話から第3話では、必ずヒネリが設置されています。

そして特筆すべきは、台詞の素晴らしさでしょう(第1話と第2話も素晴らしい台詞だらけです)。

なにせ登場人物に嘘をつかせず、正々堂々とミステリーをやっているのですから(第1話と第2話も正々堂々とミステリーをやってのけています)。

これには、本ブログの筆者も大変驚かされました(第1話と第2話も驚かされました。つまり驚かされっぱなしです)。

第4話の脚本も、今回くらいのクオリティだと良いですね。

良いこと悪いこと第3話の考察【ネタバレ注意】

後述の良いこと悪いこと第3話で明らかになった情報を基に下記について考察します(順不同)。

  • 3話の考察1:小山▢害未遂?
  • 3話の考察2:東雲が会場に来た理由
  • 3話の考察3:東雲が上を見ていた理由
  • 3話の考察4:イマクニと〇
  • 3話の考察5:予告▢人をする理由
  • 2話の考察6:亡くなる人と生き残る人
  • 3話の考察7:手が震えていた高木
  • 3話の考察8:高木の台詞
  • 3話の考察9:シン見立て▢人の順番
  • 3話の考察10:猿橋を庇う高木
  • 3話の考察11:東雲と松井
  • 3話の考察12:出来事の整理
  • 3話の考察13:ラーの翼神竜を奪われた桜井

上記について、こちらの節で考察します。それぞれの考察について詳しく知りたい方は、該当する見出しの内容をご覧下さい(読みたい時に読みたい部分を読んで下さい)。

3話の考察1:小山▢害未遂?

ネットでは、小山▢害未遂について小山自作自演説と東雲犯人説で割れているようですね。

かく言う本ブログの筆者は、はじめ小山の自作自演説だと思ったのですが、東雲晴香による犯行だと判断しました。

高木の肩にガラス片が落ちたことと、ガラスの転落が事故で処理されたことより、時限装置ではなく人の手でガラスは落とされたという結論に至ったからです。

この件については、下記のリンク先「良いこと悪いこと犯人は誰なのか予想考察【ネタバレ注意】」で、事実を基に詳しく説明しています。

詳しく知りたい方は、下記のリンク先「良いこと悪いこと犯人は誰なのか予想考察【ネタバレ注意】」をご覧下さい。

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3話の考察2:東雲が会場に来た理由

レセプション会場に東雲が現れたため、ネットでは東雲晴香犯人説を信じて疑わない方が増えているようですね。

しかしレセプション会場に東雲が現れた件を、彼女が犯人だからという理由で片付けても良いのでしょうか?

実を言うと第3話には、彼女がレセプション会場に現れた理由と思われる描写があるのです。

  • 編集長が猿橋に小山を取材させなかった
  • 小山が週刊アポロにレセプションの案内をしていた
  • 猿橋の小山に対する取材はレセプションとは関係ない
  • 猿橋は「PRESS」と書かれたネックホルダーをしていない
  • 高木将は受付をしていない
  • 猿橋は開演前からいるのに記者席に座っていない

これらの描写より、猿橋を小山に近づけたくない編集長がレセプションの取材を東雲晴香に任せたという結論に至ります。

つまり当初からレセプションの担当者は東雲晴香だった――――彼女は全く怪しいくないという訳です(補足すると、猿橋は一般客としてレセプションに参加しているようです)。

ところで、上記のように映画「ハウルの動く城」や映画「E.T.」ほどではありませんが、ドラマ「良いこと悪いこと」は描写による説明が多用されています。

そのため、描写を見て内容を理解する力の度合いによって、ドラマの見え方が全然異なります。

要するに、解釈を誤って当然ということです。別に恥ずかしい話ではないなので、気にしなくても大丈夫ですよ。

3話の考察3:東雲が上を見ていた理由

レセプション会場に現れた東雲が「しきりに」上を見ていたので、ネットでは東雲晴香犯人説を信じて疑わない方が増えているようですね。

その上、当初から小山を襲うための仕掛けが施されていたと勘ぐる方も(運悪く仕掛けが見つかったら、計画はご破算になります)。

しかし上を見ていたからといって、彼女を犯人だと決めつけても良いのでしょうか?

実を言うと、東雲晴香役の深川麻衣さんの子供時代の夢は「ガラス職人」です。

そして人間誰しも、好きなものや興味のあるものがあれば目を奪われますよね?

もしも深川麻衣さんの好きなものを、東雲晴香に反映させているとしたらいかがでしょう?

つまり、初めて未来文化ホールに訪れた東雲晴香は、建物に使われているガラスを見ていたと考えられるのです。

要するに、東雲が上を見ていたから怪しいという論理は飛躍しているという訳です。

ただし、本ブログは東雲犯人説を否定していませんので、誤解のないように。

否定するどころか「この東雲怪しい説」を惜しいと思っています。

仮に本ブログであれば、下記のように小山▢害未遂について筋立てします。

  1. 東雲はガラスに興味がある
  2. 取材で東雲は初めて未来文化ホールに訪れた
  3. 東雲は、そこに使われているガラスに興味を抱いた
  4. 東雲は、吹き抜けの上部に強化ガラスが使われていることを知った
  5. レセプションは無事に終わった
  6. 猿橋は連続見立て▢人を調べている
  7. しかし猿橋は編集長に事件を調べさせてもらえない
  8. 東雲は、そんな猿橋の事情を知っている
  9. ガラスに興味のある東雲は、強化ガラスの特徴を知っているかもしれない
  10. また小山と高木が猿橋をいじめていたことも東雲は知っている
  11. 別に小山と高木が怪我をしても東雲は痛くも痒くもない
  12. それならば東雲はガラスを使って事件を起こすかもしれない
  13. しかし東雲は、そんなことで▢人をするだろうか?
  14. もしかすると東雲は小山を▢害するつもりはなかったのでは?
  15. そうすると高木の肩に落ちたガラス片の説明もつく
  16. 今後、小山が狙われなければ小山▢害未遂の犯人は東雲の可能性が高い
  17. しかし時限装置や共犯者がいれば他の登場人物でも犯行は可能である

上記の筋立てが当たっている当たっていないは別として、こんな感じで小山▢害未遂を筋立てします。

だけど本ブログの筋立ての的中率は高くありません。そのため、上記の筋立てを信用しないで下さいね。

3話の考察4:イマクニと〇

イマクニに行って、歌をうたうと〇ぬという噂がありますよね?

確かに歌をうたった武田と中島は〇亡しています。

しかし、それは偶然ではないでしょうか?

ただし「生存する人と〇亡する人がいるのは理由がある」というサインかもしれませんね――――これ以上は根拠のない話になりそうです。ごめんなさい、情報が少なすぎるので考察できません。

ただ本ブログのいずれかの記事で、「イマクニのコースターが暗号になっている場合、I'm akuninになる」と述べています。

だから何だと言われると、それまでなのですが。

3話の考察5:予告▢人をする理由

ミステリー作家の七尾与史先生が、ご自身のYouTube動画で「脚本家は予告▢人をする意味を考えているのか?」みたいなこととおっしゃっていました。

たぶん七尾与史先生は、ドラマ「良いこと悪いこと」で予告▢人される理由を分かっていらっしゃるのだと思います。

それを敢えて、七尾与史先生は我々視聴者に問いかけているのでしょう。

もしかすると本格ミステリーの「読者への挑戦」なのかもしれませんね――――という訳で本ブログの筆者は、七尾与史先生の問いかけに挑戦することにしました。

まず結論を述べると、ドラマ「良いこと悪いこと」における予告▢人は結果的に予告▢人になってしまっただけです。

なぜなら犯人は連続見立て▢人なんて考えていなかったからです。

たぶん第5話で、タイムカプセルを掘り起こした人物が明かされると思います。

この人物は、連続見立て▢人の犯人ではありません(このタイムカプセルを掘り起こした人物と連続見立て▢人の犯人が同一人物でも、後述の推理は成立します。その場合、卒業アルバムがすり替えられたことになります)。

なぜなら卒業アルバムを見た連続見立て▢人の表情が変わったからです。

いたずらされた卒業アルバムを見て驚いた6年1組の卒業生と同じように、連続見立て▢人の犯人も驚いたのでしょう。笑顔だった犯人の表情は真顔になっていました。

つまり10月12日にタイムカプセルを掘り起こした際、はじめて犯人は6人組の顔が塗り潰された卒業アルバムを見たという訳です。

その後、同窓会で土屋ゆきの発言「誰かに恨まれてんじゃない? だって、その6人て、仲良しだったじゃん」を犯人は聞きます。

そして猿橋へのいじめを覚えていた犯人は、6人を子供時代の夢になぞらえて危害を加えれば、当初から10月12日に▢すつもりだった武田の▢害動機を隠し、猿橋に疑いの目を向けられると考えたという訳です。

しかし、このままでは計画を実行できません。

計画を実行するためには、不参加者である中島と小山、そして羽立の夢の絵が必要だからです。

そのため、犯人は「どうする? 残りの絵、今日、来れなかったヤツらの」と言い、まんまと不参加者の夢の絵を手に入れます。

だから犯人は、委員長にお礼を言ったという訳です。

もしも絵を手に入れられなさそうになった場合、犯人は「現在も実家で暮らしている自分が預かっておくよ」と言うつもりだったのでしょう。

その後はご存知の通り、犯人は当初から▢す予定だった武田を彼の絵に見立て▢害。

武田の〇体の写真を撮り小山にメールし、彼の帰国を促します。

10月14日、犯人は桜井を▢害する予定ではなかったので、危険物を用いた引火によって彼の店を燃やすことにしました。これなら証拠は見つかりにくく、放火だと思われません(もしかするとタバコか何か別の物を使ったかもしれません)。

ところが、疲労または危険物の成分によって、桜井は意識を失い逃げ遅れてしまいます。

また猿橋が先走ったため、犯人は桜井の救助が遅れました。

その結果、犯人の予定では軽傷で済むはずだった桜井が意識不明の重体になったという訳です。

これには、さすがに犯人も肝が冷えたと思います。

ちなみに犯人が桜井を2番目に狙ったのは、自分に危害を加えることができなかったことと、中島と羽立の所在が分からなかったためです。小山に関しては帰国後に危害を加えるつもりだったのでしょう。

つまり武田と桜井の事件は、たまたま替え歌の順番通りになったことになります。

これは、第2話の犯人が替え歌を忘れていたことより明らかです。

ついでに中島▢害について説明すると、犯人は桜井と同じく彼女も生かす予定でした。

しかし中島は城之内の秘密を知ります。それを確認した犯人は彼女を▢害することに決めたのです。

ところが、良い▢害方法が見つからないという問題に直面します。しかもスポットライトのあるクラブは週刊アポロに目を付けられているので、そこでは中島を▢害できません。

そんな犯人は中島を▢す直前――――替え歌を唄っている際中、アイドルの絵を見て彼女の▢害方法を思いつきます(次に狙われる人物が分かったのではありません)。

そして中島に連絡し所在を確認したうえで、彼女の▢害に及んだのです。

少し話は長くなりましたが、このような経緯で犯人は連続見立て▢人に見せかけた事件を始めたため、結果的に卒業アルバムが▢害予告になってしまった――――要するに、そもそも犯人は予告▢人なんてするつもりはなかったという訳です。

余談ですが、これは「あたかも」22年経って恨みを晴らすために連続見立て▢人が始まったように見えた理由でもあります。

そして、6人組の顔が塗り潰された卒業アルバムを利用し、連続見立て▢人に見せかけた事件を起こした犯人は2003年度鷹里小6年1組の卒業生の中にいます(金田一一ぽく読んで下さい)。

その犯人は――――ここから先はドラマ「良いこと悪いこと」第1話と第2話を視聴し、この節下記のリンク先「良いこと悪いこと犯人は誰なのか予想考察【ネタバレ注意】」をご覧になって、自らの手で犯人を見つけて下さい。

そして、本ブログの筆者の推理を少しでも「良い」と思われたなら、こちらの記事をSNSで紹介していただけると幸いです。

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※2025年11月1日2時37分追記

もしかすると「武田だけ▢したいなら、カモフラージュのために連続▢人事件にするなんて目立ちすぎだろう? そんなことせず事故に見せかけて武田だけ▢害した方がいい」と思われたかもしれませんね。

確かにおっしゃる通りです。本ブログの筆者もそのように思います。

頭の良い方なら武田▢害をカモフラージュするために、わざわざ連続見▢人なんてしません。

しかし、これは頭の良い方を引っかけるための罠です。

先述の通り、連続見立て▢人に見せかけた事件の犯人は、武田を除いた5人を▢害しようとなんて思っていませんでした(本来、中島を▢害するつもりはなかったので)。

残りの5人は事故で済ます――――つまり6件の事故を起こすつもりでいたのです。

そうすることによって、どうしても武田▢害を事故だと思わせたい――――ある事情を抱えているために▢人事件にしたくないのです。

しかし人間のすることなので、争った形跡により武田の事件が▢人だと疑われるかもしれません(第1話で犯人が、そのことを心配している描写があります)。

そのように考えた犯人は、一方で武田▢害を「怨恨」による連続▢人の1つだと思われるように仕向けているのです。

そうすれば連続見立て▢人の犯人として、真っ先に疑われるのは猿橋園子です。

万が一、猿橋園子に対する疑いが晴れたとしても、被害者の中にいる自分は捜査の対象外になるため疑われることはありません。

また、武田▢害の動機を悟られることも回避できます。

以上が、連続見立て▢人の犯人の考えていることと行っていることです。

ちなみに「ここまで」の説明より、もしかすると「いやいや、事故でカモフラージュしても目立ちすぎだろう?」と思われるかもしれませんね。

確かに一理あります。

しかし、ドラマ「良いこと悪いこと」の世界の警察は武田らの事件を事故として処理しましたよね?

実を言うと、それが普通なのです。

少し古いですが、下記のデータをご覧下さい。

▼2023年の日本の事故

事故名 内容
火災 38,672件
転落事故 〇者数11,784人
交通事故 〇者数3,573人

何を言いたいのかというと、ドラマ「良いこと悪いこと」で起きた連続見立て▢人に見せかけた事件は、日本における年間の火災や転落の中のたった4件なのです。

全然、目立ちませんよね? これが答えです。

我々視聴者は武田らを襲った犯人の存在を知っていて、連続見立て▢人が起きていることを知っています。

ところが、ドラマ「良いこと悪いこと」の世界の人たちは「そんなこと」を知る由もありません。

そのため、我々視聴者と劇中の人達との間に情報、あるいは認識の差が生じるのです。

その結果、4つの事件が目立っているように見えているだけの話なのです。

3話の考察6:亡くなる人と生き残る人

こちらの節の内容を完全に理解したい場合、まずは先述の「予告▢人の理由」をご覧になることをオススメします。きっと内容を理解しやすくなるはずです。

ネット上では、ドラマ「良いこと悪いこと」の連続見立て▢人で亡くなる人と生き残る人がいることに疑問を抱かれる方が多いようです。

実を言うと、連続見立て▢人で亡くなる人と生き残る人がいることには「きちんとした理由」があります。

それは、連続見立て▢人ではないからです。

そもそも、猿橋や小山、そして我々視聴者が「連続見立て▢人だと思っている事件」は下記の理由で始まりました。

  • 武田▢害の動機を隠蔽する
  • 万が一の時は猿橋を犯人にする
  • 自分の犯行であることを隠す

上記の理由で、犯人は「連続見立て▢人だと思っている事件」を始めたため、端から武田以外の人物を▢害するつもりはなかった――――危害を加える程度にとどめるつもりだったのです。

ところが、アクシデントにより桜井は〇にかけ、秘密を守る必要に迫られ中島を▢害したため、まるで連続見立て▢人のように見えたという訳です。

そして、これは連続見立て▢人なのに、亡くなる人と生き残る人がいるという不思議な現象を生み出した理由でもあります。

ちなみに小山の生き残った理由は定かではありません。

小山を襲った犯人は、十中八九「連続見立て▢人に見えている事件」の犯人とは別人だからです。

高木の肩にガラス片が落ちたことより、犯人は彼に小山の危険を知らせたのは間違いありません。

しかし、それは小山を助けるためだったのか、それとも小山と高木を▢害するためだったのかは、犯人のみぞ知ることです(第3話時点では、ガラスを落とした犯人の真意は分かりません)。

まあ、落ちてきたガラスがテンパードガラスだったので、たぶん犯人は彼らを▢害するつもりはなかったと思いますが。

3話の考察7:手が震えていた高木

こちらの節の内容を完全に理解したい場合、まずは先述の「予告▢人の理由」と「亡くなる人と生き残る人」をご覧になることをオススメします。きっと内容を理解しやすくなるはずです。

第3話開始分秒で、高木の手は震えていました。

これは、自分の身に危険が及んでいることに気づいたためです。

どうして、このような結論に至るのかは貴方自身で考えてみて下さい。

ただし、もう1つの可能性もあります。

そのため、本ブログの導き出した「手の震える理由」ではないかもしれません。

3話の考察8:高木の台詞

こちらの節の内容を完全に理解したい場合、まずは先述の「予告▢人の理由」をご覧になることをオススメします。きっと内容を理解しやすくなるはずです。

第3話の高木の台詞は、ミステリーとしても脚本的にも素晴らしいと思いました(あれれ、感想になっているぞ)。

なぜなら嘘を言っていないからです。

  • 「え」
    「いや……それは……」
  • 「違う」
  • 「あいつじゃない」
  • 「いや……あいつはカンタローが襲われた時俺と一緒にいた。だから不可能なんだよ」

引用元:ドラマ「良いこと悪いこと」第3話

このように、高木は一切嘘を言っていません(こちらの節では第3話の高木の台詞に焦点を当てていますが、ドラマ『良いこと悪いこと』の全ての登場人物は事実しか言っていません。彼らの台詞を疑うと、とんでもない推理をしてしまうのでご注意下さいね)。

まるで綾辻行人先生の作品のようです。

しかも、ありふれた言葉を使っているので、聞いていても自然なんですよね。

たぶん間宮祥太朗さんの演技力も相まって、台詞の力を底上げしているんでしょうね。

きっと第9話や第10話くらいになった時、これらの台詞の意味が分かって驚かれる方は多いんでしょうね。

羨ましい。

ところで、高木が「いや、うまく言えないけど猿橋園子は必死にもがいて自分を変えようとしてきた。だから復讐するはずがないと思う」と言っていたのは、小山がザ・ドッグ事件の真相を知らない――――つまり小山は猿橋を悪人だと思っているからです。

要するに高木は「猿橋園子は悪人だけど、必死にもがいて自分を変えようとしてきた。だから復讐するはずがないと思う」と言っているという訳です。

その上「自分を変えようとしてきた」という言葉を使うことにより、高木は間接的に猿橋園子は変わっていない――――悪人のままだと言っているんですよね。

その一方、高木は悪人の猿橋園子を庇っていましたよね?

そうすることによって、小山に悪人を信じるお人よし、あるいは単純な人物であることを間接的に伝えているのです。

だから猿橋園子を悪人だと思っている小山は、悪人の彼女を庇う高木に「単純過ぎなんだよ、お前は」と言って店を後にしたという訳です。

いかがです? 第3話の高木の台詞は、ミステリーとしても脚本的にも素晴らしいでしょう?

3話の考察9:シン見立て▢人の順番

こちらの節の内容を完全に理解したい場合、まずは先述の「予告▢人の理由」と「亡くなる人と生き残る人」をご覧になることをオススメします。きっと内容を理解しやすくなるはずです。

見立て▢人の順番は、替え歌の順番ではありません。

なぜなら替え歌を知らなくても順番に▢害できるからです。

実を言うと、犯人は森のくまさんの替え歌を忘れていました。

そのうえ中島と羽立の所在は不明で、小山はアメリカにいました。

つまり、犯人は彼らに手を出せない状態だったという訳です。

一方、武田と桜井、そして高木の居所を犯人は把握できていました。

そして先述の通り、連続見立て▢人を始めた理由は武田の▢害です。

要するに武田を▢害できれば、残りの5人に危害を加える順番なんて「どうでも」良いのです。

それでも「じゃあ、どうして犯人は武田の次に桜井を狙ったんだよ?」と思われたかもしれません。

それは、犯人が高木に危害を加えるのを躊躇った――――というよりも危害を加えたくないからです(この理由は、こちらの記事のあちらこちらにあるので探して下さい)。

犯人は、ある事情により高木を傷つけたくありません。

たぶん犯人は計画当初から「6番目」に高木を襲うつもりだったと考えられます。

そうする方が、万が一の時に猿橋に罪を着せやすいと考えたのかもしれません。

だから、犯人は高木よりも先に桜井に危害を加えたのです。

そして犯人が替え歌を思い出したタイミングと、犯人が中島の▢害方法を思いついたタイミングが同じくらいだったため、森のくまさんの情報を得ていた我々視聴者には替え歌の順番通りに見立て▢人が起きているように見えたという訳です。

3話の考察10:高木が猿橋を庇う理由

こちらの節の内容を完全に理解したい場合、まずは先述の「予告▢人の理由」と「亡くなる人と生き残る人」をご覧になることをオススメします。きっと内容を理解しやすくなるはずです。

第3話開始11分4秒から12分13秒まで、高木は猿橋を庇います(こちらの節は先述の『高木の台詞』と一部内容が重複しています)。

ここでの高木の台詞は全て、ミステリーとしても脚本としても素晴らしいんですよね。

特筆すべきは――――悩みますが「いや……あいつはカンタローが襲われた時俺と一緒にいた。だから不可能なんだよ」でしょうか?

実を言うと、この高木の台詞は猿橋を庇いつつ、彼自身のアリバイも証明しているのです。

それを聞いている相手が、高木の親友で頭の良い小山というのも凄い!

今後、これが火災のトリックを解明する際の障害、または切欠になるんでしょうね。

ドラマ「良いこと悪いこと」には、このように1つの台詞に2つの意味を持たせているものが散見されます。

そして意味だけでなく、連続見立て▢人を解明するヒントや仕掛けが講じられている台詞もあるので、興味を抱かれた方はドラマを再視聴してみて下さい。

ちょっとした「アハ」体験もできますし、ドラマ「良いこと悪いこと」の犯人や真相に近づけます。とても楽しいので、ぜひ挑戦してみて下さい。

3話の考察11:東雲と松井

第3話終盤の東雲と松井の対比は、すごく印象的でしたね(第3話開始40分59秒から41分23秒まで)。

  • 事情を知っている東雲と事情を知らない松井。
  • 猿橋の隣で結果を伝える東雲と猿橋の傍でたたずむ松井。
  • ため息をつく東雲と声をかける松井。
  • ゆっくり近づく東雲と急ぎ足で近づく松井。

約1分半で、これだけの対比があったんですよねえ――――ここで何を書こうとしていたのか忘れてしまいました。

何か大切なことに気付いたはずなのですが。

それにしても、なぜ東雲は「ため息」をついたのでしょうね(小山▢害未遂が事件として処理されたため、犯人である東雲は安堵したのです)?

編集長が小山▢害未遂を記事にしなかったからでしょうか?

心配していない東雲と心配している松井……

※2025年11月8日20時40分追記

何を忘れたのか未だに思い出せません。

しかし心配していない東雲と心配している松井は、猿橋を「どの子」だと認識している高木ら――彼と猿橋、小山、中島、桜井、武田――と猿橋を「ドの子」だと認識している羽立の伏線だと思いますよ。

つまり、どの子とドの子は同一人物ということです。

3話の考察12:出来事の整理

ドラマ「良いこと悪いこと」第1話から第3話までの現代の出来事をまとめてみました。

時系列にしているので、良かったら連続見立て▢人や犯人の考察をする際の参考にして下さい。

▼良いこと悪いことの現代の出来事

日付 内容
12日 武田が高木を迎えに来た。
先生の表情が硬くなる。
タイムカプセルを掘り起こした。
卒業アルバムの6人組の顔が塗り潰されていた。
桜井の店で同窓会をした。
武田は高木に不参加者の「みんなの夢」を渡す。
高木と桜井、武田はイマクニに行く。
犯人は武田を▢害し、小山にメールする
13日 メールを受け取った小山は桜井に連絡し、帰国の準備を始める。
14日 高木を傷つけたくない犯人は桜井の店を燃やす
小山が帰国する。
高木と猿橋は手を組む。
15日 中島は桜井の店の火災を知る。
高木は入院中の桜井を訪ねる。
高木と猿橋は捜査会議をする。
16日 高木は中島と連絡をつける。
高木と猿橋は中島に会いに行く。
高木は中島を連れてイマクニに行く。
17日 高木は中島と城之内を見送る。
高木は松井の名刺を拾う。
18日 高木は週刊アポロを訪ねる。
中島は城之内を訪ねる。
中島は城之内の秘密を知る。
小山は入院中の桜井を見舞う。
高木は中島の店を訪ねる。
19日 小山が高木を訪ねる。
犯人は替え歌の存在を思い出す。
犯人は中島の▢害方法を思いつく。
犯人は中島を▢害する
20日 午前6時に身元不明の男性の水〇体が見つかる。
高木と猿橋は捜査会議をする。
21日 高木は小山に会いに行く。
金田と吉岡が事件について話をする。
22日  
23日  
24日  
25日 小山は秘書から日曜日の予定を聞く。
猿橋は小山の取材の予定を入れていた。
26日 桜井の意識が戻る。
猿橋は小山を取材する。
金田から連絡を受けた高木は桜井を見舞う。
猿橋は高木に連絡をする。
会場に東雲が到着する。
猿橋と東雲が合流する。
17時から未来文化ホールでレセプションが始まる。
会場に高木が到着する。
高木は猿橋と合流する。
囲み取材が始まる。
高木の肩にガラス片が落ちる。
囲み取材中にガラスが落ちる。
高木は小山を助けた。
高木と小山はイマクニに行く。
猿橋と東雲は捜査会議をする。

ところで、もっと詳しく時系列を知りたい方は、下記のリンク先「良いこと悪いことの出来事が一目で分かる時系列表」をご覧下さい。

下記のリンク先「良いこと悪いことの出来事が一目で分かる時系列表」では現代だけでなく、高木らの小学生時代の出来事も時系列表にしています。

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3話の考察13:ラーの翼神竜を奪われた桜井

※2025年11月8日20時40分追記

ラーの翼神竜を奪われた桜井は、第4話で彼が高木の敵になる伏線です。

ドラマ「良いこと悪いこと」第3話で、三幻神――オベリスクの巨神兵とオシリスの天空竜、そしてラーの翼神竜――は高木と小山、桜井の友情の証として説明されていました。

ところが、桜井のラーの翼神竜は北中の人たちに奪われています。

そして第4話で、東雲から事実を聞かされた桜井は高木の敵になりました。

これらのことより、ラーの翼神竜を奪われた桜井は、第4話で彼が高木の敵になる伏線になっていると考えられるのです。

十中八九、この考察は間違いないでしょう。

考察材料:良いこと悪いこと第3話で判明したこと

「良いこと悪いこと」第3話で明かされた情報は下記の通りです(順不同)。

  • 高木と小山は絶交していた(過去)
  • 遊戯王のレアカードは親友の証だった(過去)
  • 小山は頭が良くてスポーツもできる人気者だった(過去)
  • 小山は高木の親友だった(過去)
  • 小山は高木と約束をしていた(過去)
  • ▢害現場にサイリュームがあった(現代)
  • 高木は替え歌の件を猿橋に話した(現代)
  • 高木はニュースに見とれた(現代)
  • 東雲はカトウとサトウを追いかけている(現代)
  • 編集長は見立て▢人の被害者の資料を持っている(現代)
  • 小山は高木が見立て▢人を調べていることに気付いていた(現代)
  • 小山は猿橋のいじめを覚えていた(現代)
  • 高木は猿橋を庇った(現代)
  • 中島の事件は事故として処理された(現代)
  • 小山は1週間前(10月14日)に帰国していた(現代)
  • 武田の▢害された日は10月12日だった(現代)
  • 桜井の店の火災は10月14日だった(現代)
  • 中島の▢害された日は10月19日だった(現代)
  • 小山は猿橋を疑っていた(現代)
  • 猿橋は小山を疑っている(現代)
  • 10月26日に桜井は意識を取り戻した(現代)
  • 武田の〇後すぐに小山は桜井に電話していた(現代)
  • 小山は匿名のメールを受け取っていた(現代)
  • 小山は高木を心配していた(現代)
  • 絶交したことと謝罪しなかったことを小山は後悔していた(現代)
  • 小山は高木を事件に巻き込まれたくないらしい(現代)
  • レセプション会場に東雲が現れた(現代)
  • 囲み取材中にガラス片が落ちた(現代)
  • 高木は小山を助けた(現代)
  • 囲み取材中に東雲の姿はなかった(現代)
  • 東雲は猿橋を心配しなかった(現代)
  • 警察はガラスの転落を事故として処理した(現代)
  • 小山はレアカードを無くしてなかった(現代)
  • 猿橋と東雲は見立て▢人を捜査している(現代)

上記の情報が、「良いこと悪いこと」第3話で明かされました。

他にも「良いこと悪いこと」第3話で明かされた情報はありますが、全てを記載していません。悪しからずご了承下さい。

まとめ

本記事では、「良いこと悪いこと」第3話の感想と考察を紹介しました。

記事の要約
  • 良いこと悪いこと第3話の感想
  • 良いこと悪いこと第3話の考察
  • 良いこと悪いこと第3話で判明したこと
  • 良いこと悪いこと第3話で起きた事件

なお本記事が、「良いこと悪いこと」を楽しむきっかけになれば幸いです。

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