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沈黙のパレードのあらすじと感想考察【ネタバレ注意:期待外れの酷い結末なのに泣ける】

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  • 沈黙のパレードを見たい
  • 沈黙のパレードのあらすじを知りたい
  • 沈黙のパレードの感想を読みたい
  • 沈黙のパレードの考察を読みたい

本記事は、このような方に対して書いています。

本ブログの筆者は映画好きで、4歳から映画を見ています。もはや何作見たのか分かりません。

そんな筆者は、ガリレオシリーズを全部見ています。

そのような訳で本記事では、沈黙のパレードのあらすじと感想考察【ネタバレ注意:期待外れの酷い結末なのに泣ける】と題しまして、映画の感想や考察を紹介することにしました。

記事の内容
  • 沈黙のパレードの評価
  • 沈黙のパレードのあらすじ
  • 沈黙のパレードの感想
  • 沈黙のパレードのネタバレ考察
  • 沈黙のパレードの概要
  • 沈黙のパレードを視聴できる動画配信サービス

こちらの記事が、沈黙のパレードを楽しむきっかけになれば幸いです。

沈黙のパレードの評価

沈黙のパレードの評価は、次の4つの項目に分けて行うことにしました。

▼沈黙のパレードの評価一覧

項目名 評価(☆5つで満点)
脚本 ☆★★★★
映像 ☆☆☆★★
音楽 ☆★★★★
キャスト ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(特別加算:5点)
合計 15点 / 20点

この4つに分けて、沈黙のパレードを評価しました。

一見、ネットの沈黙のパレードの評判は良いようです。そのため、本ブログの筆者も期待して、沈黙のパレードを視聴しました。

しかし公平かつ中立的に評価したところ、沈黙のパレードは評判ほど優れた映画ではありませんでした(だけど俳優陣の演技力によって、面白く視聴できる映画なのは間違いありません)。

むしろ4話くらいの配信ドラマとして、制作した方が素晴らしい作品になったように感じました。もう少しで素晴らしい作品になれた、本当に惜しい作品だと思います。

ただ、原作が良いのでしょう(本ブログの筆者は未読のため、これは想像です)。

そのため、沈黙のパレードの視聴後、原作者より視聴者は自らの倫理観を問われます。

そして、それは沈黙のパレードを「傑作」だと言わしめるきっかけになるほど、感慨深いものにしています。

それぞれの詳細は下記をご覧下さい。

脚本(1点)

沈黙のパレードの脚本は1点です。

このような点数にした理由は、次の通りです。

  • 圧倒的に説明が不足している
  • 二時間も視聴できるだけの魅力がない
  • 犯人とトリックが早い段階で予想できる
  • 物語に山がない
  • 人物を描けていない

このような理由により、沈黙のパレードの脚本は1点にしました。

ただ、バックストーリーの脚本は良く出来ており、これだけで十分に泣けます。

またバックストーリーとオープニングイメージを繋げる内海の台詞の配置は秀逸でした。この台詞のアイデアは、ジブリ映画「火垂るの墓」と同じくらい優れているのではないでしょうか? そして、この台詞より、ファイナルイメージを容易に想像できるので、とても素晴らしいと思います。

そして素晴らしい点が、もう一つ。エンディング直前の内海の台詞です。

この内海の台詞により、湯川教授と視聴者は救われたのではないでしょうか? 少なくとも本ブログの筆者は救われました。

映像(3点)

沈黙のパレードの映像は3点です。

この点数にした理由は、暗闇がまさしく「真っ暗」なこと。真っ暗なシーンに何が描かれているのかサッパリ分かりません。本作は映画です。映画館で真っ暗なシーンを見ることは、ほぼ不可能と言えるでしょう。

そのため、映画を観ている人に負担やストレスをかけてしまいます。

このような理由により、沈黙のパレードの脚本は3点にしました。

音楽(1点)

沈黙のパレードの音楽は1点です。

本作において、あまり音楽による効果を実感できませんでした。ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の菅野祐悟先生が携わっていると知って期待していたので、とても残念です。

このような理由により、沈黙のパレードの音楽は1点にしました。

しかし音楽がないことによる台詞だけ聞くことができる――シーンの説得力が増す――点において素晴らしいと思います。

また、バックストーリーの音楽も良かったです。

キャスト(5点、特別加算5点)

キャストの得点は、合計10点です。

各俳優陣の演技力を楽しませていただきました。特に北村一輝さんと村上淳さんの演技は説得力があり、思わず感情移入してしまうほどでした。

このような理由により、キャスティングの採点しました。

多分、各俳優陣の演技力と演出により、脚本では描かれていない登場人物の魅力を引き出せていたのではないでしょうか?

沈黙のパレードのあらすじ

沈黙のパレードのあらすじは次の通りです。

天才物理学者・湯川学(福山雅治)の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)が相談に訪れる。行方不明になっていた女子学生が、数年後に遺体となって発見された。内海によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件で、完全黙秘をつらぬき無罪となった男・蓮沼寛一(村上淳)。蓮沼は今回も同様に完全黙秘を遂行し、証拠不十分で釈放され、女子学生の住んでいた町に戻ってきた。町全体を覆う憎悪の空気…。そして、夏祭りのパレード当日、事件が起こる。蓮沼が殺された。犯人は誰か。女子学生を愛していた、家族、仲間、恋人…全員に動機があると同時に、全員にアリバイがあった。そして、全員が沈黙する。湯川、内海、草薙にまたもふりかかる超難問…!果たして、湯川は<沈黙>に隠された<真実>を解き明かせるのか…!?

引用元:映画「沈黙のパレード」 - フジテレビ

沈黙のパレードのあらすじは、このような内容です。

沈黙のパレードの感想

沈黙のパレードを見た感想は、次の通りです。

  • 感想1:バックストーリーだけで泣ける
  • 感想2:期待外れの酷い結末なのに泣ける
  • 感想3:これで良かったのでしょうか?
  • 感想4:沙織はクズだけど良い登場人物だ
  • 感想5:草薙の苦悩が画面越しに伝わってくる

沈黙のパレードを視聴して、このような感想を抱きました。

感想1:バックストーリーだけで泣ける

沈黙のパレードを視聴して、バックストーリーだけで泣けました。

バックストーリーでは、舞台になっている町の過去の出来事が描かれます。映像と音楽が良く、思わず泣かされてしまいました。

このような理由により、沈黙のパレードを視聴して、バックストーリーは泣けました。

感想2:期待外れの酷い結末なのに泣ける

沈黙のパレードを視聴して、期待外れの酷い結末なのに泣けました。

開始40分39秒で本ブログの筆者は、ある事件の犯人――というか事件のきっかけ――と、別の事件の犯人とトリックも芋づる式で分かってしまいました。

実を言うと筆者はミステリー好きなので、どんなトリックを使っているのか期待していたのです。ところが、あまりにも簡単すぎるトリックや事件の真相にガッカリしました。

しかも大どんでん返し――これも倫理観があれば、40分39秒の段階で予想できるもの――によって、物語は「確かに救われる人はいるし、ホニャララできないのは分かるけど、それで良いの?」という結末を迎えます。

きっと多くの方が、登場人物に代わって悩まれたり疑問を抱いたりするでしょう。少なくとも本ブログの筆者は疑問を抱きました。

ところが、そんな風に思っていると、エンディング直前の内海の台詞によって、思わず涙をこぼす羽目に。この一言で、ある登場人物が救われたことを再確認できるのです。

このような理由により、沈黙のパレードを視聴して期待外れの酷い結末なのに泣けました。

感想3:これで良かったのでしょうか?

沈黙のパレードを視聴して、この結末で本当に良かったのか疑問を感じました。

先述の通り倫理観のある人にとって、沈黙のパレードの結末は非常に「厄介」なものです。

なぜなら倫理観を問われるからです。

沈黙のパレードの結末は、読者(あるいは視聴者)の倫理観に委ねられています。この結末に良かったと思う方もいれば、疑問を抱く方もいるはずです。

それが、どちらになっても読者(あるいは視聴者)は悩むと思います(この結末を良いと感じて、何も悩まない人はサイ〇パスかもしれませんね)。

そのため、沈黙のパレードを視聴して、この結末で本当に良かったのか疑問を感じました。

感想4:沙織はクズだけど良い登場人物だ

沈黙のパレードを視聴して、沙織はクズだけど良い登場人物だと思いました。

なぜなら本作を面白くしている要因だからです。

本作のバックストーリーより、本ブログの筆者は沙織を好人物だと思いました。そのため、彼女が事件の被害者だと知った時、犯人を許せないと思ったのです。

そして、容疑者が人間としてクズだと分かり余計に憤りを感じました。

「沙織は、なんて可哀想なんだ」と――

ところが、真相で明かされた沙織という人物は、彼女の周囲や本ブログの筆者が思っていたような人物ではなかったのです。正直なところ、弁護のしようがない幼稚で自分勝手な人物でした。しかも、常に人を見下したようで逆切れした時に、それが露見します。

そのタイミングで「沙織、■されても仕方ないな」と、彼女に対する印象は一変しました。沙織がクズで、ある登場人物を侮辱しなければ、誰も悲しい思いをせずに済んだのです。もちろん事件も起きませんでした。

沙織は、このような腹立たしい人物なのです。

そう、このように記すくらい沈黙のパレードでは、沙織という登場人物が描かれています(しかし脚本で描かれているのではありません。原作で描かれています)。そして、演出と俳優の演技力、ある登場人物を演じられる俳優のイメージによって、沙織という登場人物は、ある意味とても魅力的になっているのです。

沈黙のパレードを視聴して、沙織はクズだけど良い登場人物だと思いました。

感想5:草薙の苦悩が画面越しに伝わってくる

沈黙のパレードでは、草薙の苦悩がひしひしと伝わってきました。

草薙は警視庁捜査一課所属の刑事で、湯川教授の友達です。本作では警部(係長)に昇進しています。23年前の事件では、捜査一課配属直後の若手として、蓮沼の取り調べや捜査等に参加していました。

ところが、この事件を解決に導けなかったことにより、草薙は精神的苦痛を抱えています。それは事件を思い出すと体が拒否反応する程です。

そんな草薙の様子を、北村一輝さんが凄まじい演技力で全編通して伝えてきます。もはや、ドラマでの余裕を気取った草薙の姿は微塵もなく、過去の事件を引き摺っている苦悩に満ちた男にしか見えません。

本作における北村一輝さんの演技は、他のキャストの誰もが追随できないように思えました。そして草薙を主人公にして、物語を作っても成立するのではないかと思うほど、彼の存在感はありました(完全に福山雅治さんを食っちゃっています)。

このように沈黙のパレードでは、草薙の苦悩がひしひしと伝わってきました。

沈黙のパレードのネタバレ考察

沈黙のパレードについて、考察する内容は次の通りです。

  • 考察1:犯人は無罪になれるのか?
  • 考察2:開始40分39秒で分かる犯人とトリック
  • 考察3:やや蛇足気味だけど必要な大どんでん返し

沈黙のパレードについて、これらを考察します。それぞれの詳細は下記をご覧下さい。

考察1:犯人は無罪になれるのか?

沈黙のパレードで、ある事件の犯人は、「あること」をして無実を勝ち取ります。これは、現実でもあり得ることなのでしょうか?

もしも、そうなのであれば悪いことした者勝ちですよね? これが事実かどうか分かりませんが、リアリティに欠け説得力のない話だと思いました。

これが証拠不十分で、起訴できなかったのであれば、まだ分かる話なのですが。

考察2:開始40分39秒で分かる犯人とトリック

開始40分39秒の時点まで、沈黙のパレードを視聴すると、ある事件の犯人、そして別の事件の犯人とトリックが芋づる式で分かりました。

しかも事件の背景までもが、パズルのピースが当てはまるような感じで、イメージできてしまいました。

もう、それからエンディングまで、まるでプロ野球の消化試合を見ているような感じ。

けっこう簡単な事件なので、これまでのように倒叙ミステリーにすれば良かったのではないでしょうか? そして登場人物の心情を深掘りすれば、もっと面白くなっていたような気がします。

また、そうする方が、大どんでん返しを効果のあるものにできると考えられます。

ところで倒叙ミステリーについて知りたい方は、下記のリンク先「犯人が最初から登場!?犯人視点の倒叙ミステリー」をご覧下さい。

honto.jp

考察3:やや蛇足気味だけど必要な大どんでん返し

沈黙のパレードの大どんでん返しは、やや蛇足気味のような気がしました。

大どんでん返しを入れた理由は、分かります(そうしないと「あること」を肯定していると視聴者に思われるため)。

しかし、だからと言って「ある登場人物は■されても構わない」ということにはなりません。それを認めてしまえば、それこそ「あること」を肯定することになります。

そのため、大どんでん返しを使わない、あるいは真相の一部と結末を変更した方が良いと思いました。

しかし、そうしてしまうと、沈黙のパレード自体の「良さ」が無くなってしまいます。そのため、本作にとって大どんでん返しは必要なんですね。難しい。

沈黙のパレードの概要

沈黙のパレードの概要を表にまとめました。

▼沈黙のパレードの概要表

項目名 内容
公開日 2022年9月16日
収入 30億円
監督 西谷弘
脚本 福田靖
音楽 菅野祐悟、福山雅治
ジャンル なぜやったのか
主な舞台 菊野商店街
原作の有無 あり。東野圭吾「沈黙のパレード」
ワクワク要素 ☆★★★★
ホラー要素 ★★★★★
ハラハラ要素 ☆★★★★
泣ける要素 ☆★★★★
アクション要素 ★★★★★

沈黙のパレードの概要は、このような感じです。

沈黙のパレードを視聴できる動画配信サービス

沈黙のパレードを視聴できる動画配信サービスは次の通りです。

▼沈黙のパレードを見られる動画配信サービス一覧

項目名 配信状況 無料期間 月額料金
AmazonプライムAmazonプライム ◎100円~ なし 600円(税込)
Apple TV ◎409円~ 7日間 900円(税込)
Google Play ◎300円~ なし 600円(税込)
YouTube ◎300円~ なし なし

これらの動画配信サービスで、沈黙のパレードを視聴できます。

まとめ

こちらの記事では、沈黙のパレードのあらすじと感想考察【ネタバレ注意:期待外れの酷い結末なのに泣ける】を紹介しました。

記事の要約
  • 沈黙のパレードの評価
  • 沈黙のパレードのあらすじ
  • 沈黙のパレードの感想
  • 沈黙のパレードのネタバレ考察
  • 沈黙のパレードの概要
  • 沈黙のパレードを視聴できる動画配信サービス

こちらの記事が、沈黙のパレードを楽しむきっかけになれば幸いです。

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