- 容疑者ⅹの献身は面白い？
- 容疑者ⅹの献身は悲しいって本当？
- 容疑者ⅹの献身は誰も幸せになれないの？
こちらの記事は、このような方に対して書いています。
筆者も映画「容疑者ⅹの献身」を視聴しました。
若々しく華やかな湯川と老いを感じる地味な石神の対立関係が、全編通して描かれる素晴らしい作品です。
決して派手な映画ではありません。しかし、湯川の台詞を拝借すると「実に面白い」映画なのは間違いありません。
そのような訳で、こちらの記事では、映画「容疑者ⅹの献身】を紹介します。
また、石神の切なくて悲しい動機について、ネタバレせず考察しているので、最後までご覧下さい。
- 容疑者ⅹの献身のあらすじ
- 容疑者ⅹの献身は誰も幸せにならない悲しい映画（小説）
- 石神の切なくて悲しい動機【ネタバレなし考察】
こちらの記事によって、容疑者ⅹの献身を楽しんでいただければ幸いです。
- 容疑者ⅹの献身のあらすじ
- 容疑者ⅹの献身は誰も幸せにならない悲しい映画（小説）
- 石神の切なくて悲しい動機【ネタバレなし考察】
- 容疑者ⅹの献身は誰も幸せにならない悲しい映画（小説）まとめ
- 容疑者ⅹの献身の関連記事
容疑者ⅹの献身のあらすじ
容疑者ⅹの献身のあらすじは、次の通りです。
弁当屋で働く評判の美人、花岡靖子は一人娘の美里と仲良く暮らしていた。ある日、2人が暮らすアパートへ靖子の元夫である富樫慎二が彼女達の居所を突き止め訪ねてくる。どこへ引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るい金を無心する富樫を、靖子と美里は揉み合いの末に殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考に基づき、警察の捜査から逃れられるよう的確な指示を出す。
そして3月11日、旧江戸川で男性の遺体が発見される。警察は証拠品から遺体を富樫と断定し花岡母子に目をつけるが、2人の完璧すぎるアリバイを前にして捜査は難航する。
困り果てた草薙刑事がいつものように友人の天才物理学者・湯川に相談を持ちかけると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人であった。当初は傍観していた湯川だったが、やがて石神が犯行に深く絡んでいることに気づき、独自に解明に乗り出していく。
容疑者ⅹの献身は、このようなあらすじでした。
容疑者ⅹの献身は誰も幸せにならない悲しい映画（小説）
容疑者ⅹの献身は、誰も幸せにならない悲しい結末の映画（小説）です。
その理由は次の通りです。
- 悲しい理由1：石神の動機が切ない
- 悲しい理由2：事件の被害者が悪人である
- 悲しい理由3：事件を解決してもスッキリしない
このような理由により、容疑者ⅹの献身は誰も幸せにならない悲しい結末の映画だと思われています。
悲しい理由1：石神の動機が切ない
容疑者ⅹの献身が悲しい理由の1つ目は、石神の動機が切ないことです。
石神の動機は、花岡靖子に対する恋心、何等かの成果を残したいという気持ちです。
これらの動機により石神は、花岡親子を助けることにしました。
このように石神の動機が切ないため、容疑者ⅹの献身は事件を解決しても悲しい気持ちしか残りません。
悲しい理由2：事件の被害者が悪人である
容疑者ⅹの献身が悲しい理由の2つ目は、事件の被害者が悪人であることです。
悪人を■害したため、花岡親子は新たな気苦労をすることになります。そして、そのような花岡親子を助けるため、石神は彼女達の手伝いをすることになりました。
このように事件の被害者が悪人であるため、容疑者ⅹの献身は事件を解決しても、誰も幸せにならないのです。
悲しい理由3：事件を解決してもスッキリしない
容疑者ⅹの献身が悲しい理由の3つ目は、事件を解決してもスッキリしないことです。
その理由は、次の通りです。
- 石神の動機が切ない
- 事件の被害者が悪人である
- 真犯人も被害者
- 石神と湯川は友人である
このような理由により、容疑者ⅹの献身は事件を解決してもスッキリしません。
石神の切なくて悲しい動機【ネタバレなし考察】
石神の動機は、2つあります。
それは花岡靖子に対する恋心、何等かの成果を残したいという気持ちの2つです。
これらの動機により石神は、花岡親子を助けることにしました。
しかし、これら2つの動機は、決して論理的とは言えません。つまり、石神が花岡親子に手助けをした時点で、論理的思考の湯川に敗北することは決まっていたのです。
おそらく石神は、それに気づいていたと考えられます。それでも花岡親子を助けた石神に、視聴者は心を奪われるのではないでしょうか？
ところで、それぞれの詳細は下記をご覧下さい。
切なくて悲しい動機1：花岡靖子に対する恋心
石神の動機の1つ目は、花岡靖子に対する恋心です（原作では、花岡親子に対する恩返しだと考えられます）。
花岡靖子と口裏をあわせて、彼女のストーカーだと偽証までする石神の姿は、タイトル通り献身的だと言えます。
このように石神は、花岡靖子に対する恋心により、彼女を助けることにしました。
切なくて悲しい動機2：何等かの成果を残したいという気持ち
石神の動機の1つ目は、何等かの成果を残したいという気持ちです。
石神は家庭の事情により、博士課程に進めず数学者の道を諦めました。そして数学の教師になりますが、機微を理解できない高校生達に数学を教えるだけの人生に鬱屈していました。
そんな石神は花岡靖子を庇うことにより、何等かの成果を残せると考えたのではないでしょうか？
また、それが「どうして」と号泣した石神の真意だと考えられます。
このように石神は、何等かの成果を残したいという気持ちにより、彼女を助けることにしました。
容疑者ⅹの献身は誰も幸せにならない悲しい映画（小説）まとめ
こちらの記事では、容疑者ⅹの献身は誰も幸せにならない悲しい映画（小説）【石神の動機についてネタバレなし考察】を紹介しました。
- 容疑者ⅹの献身のあらすじ
- 容疑者ⅹの献身は誰も幸せにならない悲しい映画（小説）
- 石神の切なくて悲しい動機【ネタバレなし考察】
こちらの記事が、容疑者ⅹの献身を楽しむきっかけになれば幸いです。
容疑者ⅹの献身の関連記事
容疑者ⅹの献身の関連記事は次の通りです。
