- 朝ドラ「虎に翼」は面白いの?
- 朝ドラ「虎に翼」第8話のあらすじは?
- 朝ドラ「虎に翼」第8話の感想を共有したい
- 朝ドラ「虎に翼」第8話の考察を読みたい
こちらの記事は、このような方に対して書いています。
2024年4月1日より、NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」が始まりましたね。
本日、筆者も朝ドラ「虎に翼」第8話を視聴しました。
先日の第7話では、第2週「女三人寄ればかしましい?」の第二幕前半が描かれました。そして火曜日から木曜日まで第二幕が描かれるはずです。
- 火曜日:第二幕前半
- 水曜日:第二幕前半、ミッドポイント、第二幕後半
- 木曜日:第二幕後半
そうであれば週の真ん中である水曜日は、第2週「女三人寄ればかしましい?」のミッドポイント!
ミッドポイントでは、主人公の主張や目的が打ち砕かれる重要なイベントです。果たして寅子に何が起きたのでしょうか?
そのような訳で、こちらの記事では、朝ドラ「虎に翼」第8話のあらすじとネタバレなし感想を紹介します。
- 朝ドラ「虎に翼」第8話のあらすじ
- 朝ドラ「虎に翼」第8話のネタバレなし感想
- 朝ドラ「虎に翼」第8話の考察
こちらの記事によって、朝ドラ「虎に翼」を楽しんでいただければ幸いです。
朝ドラ「虎に翼」第2週のあらすじ
朝ドラ「虎に翼」第2週のあらすじは、次の通りです。
昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)は女子の憧れの的の華族令嬢・涼子(桜井ユキ)、最年長の梅子(平岩紙)、留学生の香淑(ハ・ヨンス)らと出会う。「女性に弁護士資格が認められる法改正はまもなく」という学長の言葉や、穂高(小林薫)との再会もあり、やる気に胸を膨らませる寅子に、山田よね(土居志央梨)は「ヘラヘラしてうっとうしい」と言い放つ。新聞が女子部の存在を面白おかしく取り上げる中、人一倍熱いよねの言動にひかれた寅子は、思わずよねを尾行。初めて本物の裁判を傍聴する。
朝ドラ「虎に翼」第2週のあらすじは、このような内容です。
朝ドラ「虎に翼」第8話のあらすじ
朝ドラ「虎に翼」第8話のあらすじは、次の通りです。
山田よねを尾行し、初めて法廷で傍聴することになった寅子。
傍聴した裁判は、離婚の決着がつかない夫婦間で、せめて形見の着物を返してほしいと妻が夫を訴えたものでした。その裁判で寅子は、妻には所有権がないことを知って憤ります。
帰宅した寅子は、弁護士を目指している下宿人、佐田優三(演:仲野太賀)を質問攻めにします。
――なぜ結婚した女の財産は、夫の管理下に置かれるのか?
寅子には、どうしても納得できなかったのです。そして、女性の置かれている理不尽な現状を認識した寅子は、「結婚」に対して、ますます懐疑的になったのでした。
朝ドラ「虎に翼」第8話のあらすじは、このような内容です。
虎に翼の第8話は、まるまる第2週のミッドポイントに使われていたようです。そのため、寅子には新しい道が示されました。
第8話で、寅子に示された新しい道とは? ぜひドラマ本編をご覧になって、ご自身の目と耳でご確認下さい。
朝ドラ「虎に翼」第8話のネタバレなし感想
朝ドラ「虎に翼」第8話の感想は、次の通りです。
- 感想1:やはり脚本が秀逸
- 感想2:価値観の違いの描写が凄い!
- 感想3:OPとfinの対がきれい
- 感想4:シソンヌ出演にビックリ!
朝ドラ「虎に翼」第8話を視聴し、このような感想を抱きました。
第8話の脚本も秀逸でした。それについては後述の考察をご覧下さい。
それにしても、今回はシソンヌさん出演というサプライズはあるし、15分の中に内容がギッシリ詰め込まれているし、めちゃくちゃ見ごたえがありましたね。
しかも、いつものように皮肉たっぷりだったので面白かったですね。
感想1:やはり脚本が秀逸
虎に翼の第8話も、やはり脚本が秀逸でした。
第8話の脚本が秀逸な理由は、次の通りです。
- 秀逸な理由1:台詞に頼らない描写が凄い
- 秀逸な理由2:OPとfinの対関係がきれい
- 秀逸な理由3:時間配分がバッチリ
このような理由により、第8話の脚本は秀逸だと思いました。
特に台詞に頼らない描写が凄かったですね。「虎に翼」第8話では、二組の夫婦を同じシーンに登場させ、それぞれの夫婦と夫と妻の対比を「映像だけ」で描写してました。
最近のドラマでは、なかなかお目にかかれる代物ではありません。非常に貴重なシーンでした。
感想2:価値観の違いの描写が凄い!
「虎に翼」第8話を視聴し、価値観の違いの描写が凄いと思いました。
価値感の描写が凄いシーンは、次の通りです。
- 描写が凄いシーン1:シソンヌさんのやり取り
- 描写が凄いシーン2:着物に対する両者の主張
- 描写が凄いシーン3:寅子の家族(2組の夫婦)
- 描写が凄いシーン4:女学生と男子学生
- 描写が凄いシーン5:女学部の教室
- 描写が凄いシーン6:寅子と佐田
これらのシーンにより、描写が凄いと思いました。
虎に翼の描写は「どの回」もスゴイのですが、今回は特に凄いと思います。15分通して描写に拘っているように見えました。
感想3:OPとfinの対がきれい
オープニングイメージとファイナルイメージが、きちんと対関係になっており、とても綺麗でした。
オープニングイメージでは、寅子が眉間にしわを寄せて難しい顔をしています。ところが、ファイナルイメージでは、寅子は笑顔になっていました。
オープニングイメージとファイナルイメージを対関係にするのは、物語作りにおいて基本です。しかし、日本の映像作品の多くは守られていません。
それに対して「虎に翼」は、このルールをできる限り守って作られています(他のルールも基本を忠実に守られています)。それだけでも「虎に翼」は、ハイクオリティの映像作品だと思います。もはや映画レベルのクオリティです。
感想4:シソンヌ出演にビックリ!
「虎に翼」第8話を視聴し、シソンヌさんが出演されていたので驚きました。
しかもシソンヌさんを、夫婦の対立関係に落とし込んで使うなんて、発想力が凄いですよね。
朝ドラ「虎に翼」第8話の考察【幼稚な男は当時の日本】
「虎に翼」を視聴していて、前々から気になっていたことがあります。
それは、幼稚に描かれている男性です。
「虎に翼」では、度々男性が幼稚に描かれています。例えば次のような感じです。
- 幼稚に描かれている男性1:寅子の父親
- 幼稚に描かれている男性2:寅子の兄
- 幼稚に描かれている男性3:明律大学の男子学生
- 幼稚に描かれている男性4:桂場等一郎
これらの「虎に翼」の男性は、幼稚に描かれています。この件について、前々から気になっていながら、記事に書くのを忘れていました。
多分、これらの登場人物は、男尊女卑だった――文化の遅れた――日本の喩えとして描かれていると考えられます。
そして賢く振る舞う女性や理不尽に扱われる女性を描くことにより、男性との対比をしているのではないかと。
この辺りの作り込みも、日本の映像作品では、稀に見る秀逸さだと思います。
まとめ
こちらの記事では、朝ドラ「虎に翼」第8話のあらすじとネタバレなし感想考察【幼稚な男は後進国日本】を紹介しました。
- 朝ドラ「虎に翼」第8話のあらすじ
- 朝ドラ「虎に翼」第8話のネタバレなし感想
- 朝ドラ「虎に翼」第8話の考察
こちらの記事が、朝ドラ「虎に翼」を楽しむきっかけになれば幸いです。
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